2019年 03月 22日
春をこの手に
玉川上水に零れる光たち
陽だまりの広場で手づくり市。クッキーをいくつか買った
東京の桜開花宣言が出された昨日春分の日、とてもうれしい事があった。
スポーツクラブの帰りに国分寺セレオで、あちこち寄り道をしながら買い物をしていると
ふいに苗字を呼ばれた。
その若い男性が誰であるか、思い出すのにほんの一瞬あった。一緒の女性と赤ちゃんを見て、わかった。以前の国分寺のマンションを購入してくれたご家族だった。
購入者と売却者がその後親しくなることはあまりないのではと思うのだが、縁あって出会い、またこうして近くで会えること、そして声を掛けてくれるとは、これ以上嬉しいことはない。
元々、東京の東の方にお住まいで、この件がなければ出会う筈もなかった。しかも売却後に私は三鷹に転居し、そしてまた以前のところと至近距離に居を構えるとはシナリオになかったことだ。
ともあれ。転送届けを出したにもかかわらず届いていた郵便物を、手紙と一緒に三鷹まで送って下さった誠実な方達である。
その時に、実は国分寺に戻ることになったこと、リフォームされた写真を送ってほしいとの娘からのリクエストをメアドを書いて返信すると…。
ほどなくして、奥様から若いご家族にふさわしく機能的に且つスタイリッシュにリフォームされたリビングの写真がメールと共に送られて来た。
お近くなったので、お目にかかったら声を掛けさせていだきますね!との言葉が添えられて。
実はその日の朝、なんとなく今日はK森さんファミリーに偶然会う場面が頭に浮かんでいた。
ほんとうに根拠もなく、ただなくとなく。それが現実となり、驚きと嬉しさが重なった。
内見にいらした時、契約の時はお腹にいた赤ちゃんは、スヤスヤとベビーカーの中で眠っていた。
そう、今日は祝日でしたね、ご家族皆お元気そうで、しかもマンションはどうですか?の問いに、快適です!と即答して下さった。
近いのでぜひ遊びに来て下さるようお願いをし、ファミリーの幸せの画を見送った
こういう繋がりもあるのだと、ではまたね、と別れてからも、今日の気温のようにいつまでも温かい気持ちが流れた。私は娘が帰宅するや否やこのことを心躍りながら報告した。
S希ちゃん(赤ちゃん)に会いたいな~、私も一緒の時会えたら良かったのになぁ、と娘らしい答えが返って来た。
春が私の手の中に、ふと舞い降りて来たような出来事だった。
by coconatsu77
| 2019-03-22 11:41
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